田舎の家で過ごす

生活の部屋

両親の暮らし

ワタシの両親は築100年ほどの古民家と言えるような平屋に暮らしています。最寄駅から遠く、バスも通っていないので、車で移動するのが日常です。高齢の両親の運転が心配で仕方がないのですが、本人たちはケロッとしています。GW中は、行くところもなかったので、実家でダラダラと運転手兼家事手伝いとして過ごすことにしました。
両親の暮らしは驚くほど規則正しく、昼夜逆転のワタシがリハビリをするには、大変適した環境なのです。日の出とともに起きて、夜は11時には就寝する。晴れている日は、庭仕事に精を出し、雨風の日は家の中で事務作業や片づけをする。「ザ・晴耕雨読」という生活です。
買い物をするにも車を出して行かなければなりません。ネット嫌いの両親は、ネットスーパーなどというものも利用したがらないので、ほぼ毎日買い物に出かけています。
お願いだから、ネットで買い物をするのを詐欺と言わないでください…。

昔ながらの我が家で驚いたこと

GW中、強風が吹き荒れた日がありましたよね。
その朝、ワタシは家のガタガタいう音で目が覚めました。何の音だろうと、布団の中で聞いていると、ガラスがカタカタいうような音なのです。
家には木の雨戸があり、古いものなので、隙間風が入っていきます、その隙間風に、廊下のガラス戸が一斉にカタカタと揺れて音を立てていたのです。家全体が軋んでいるような、そんな感じです。

古い家に住んだことがある方、古い平屋の一軒家に行ったことのある方なら見たことがあるかもしれませんが、縁側というのか廊下というか、それが家の周りをぐるりと回っているような造りになっていて、外との境は壁ではなくすべてガラス戸になっているのです。つまり雨戸の後ろがガラス戸なわけですね。この回廊になっているガラス戸が隙間風で一斉にガタガタと音を立てているのでした。
この音、結構怖いんです。母曰く、地震の時はもっと大きな音がして怖いとのことでした。
画像はイメージです。こんな感じなんですよね。

実家での不便さ

ネット環境はあるにはあります。ただ、ルーターの設置できる位置から、Wifiを利用する場所までかなり距離があります。距離がある上に、遮るガラス戸や障子が何枚もあるので、Wifiの接続状態がすごーく悪いのです。中継器を買ってあげたのですが、マメにコンセントから抜くという良い習慣が身についているので、たいてい中継器は抜けています(笑)
あと、電話の電波状態が大変悪く、家のかなでは電話もメールもまともに入りません。
AU回線はかろうじて家の中でも入りますが、それ以外の回線はアンテナは1本立つかどうかという感じです。なので、電話は外に出ないと受けられないしかけらない、メールも外に出た瞬間、どっと入ってきます。

ある意味、デジタルデトックスと言えるでしょう。まあ、それが良くて実家に帰るわけです。3日でギブアップしますけど…。

あと、コンセントの位置が限られていて少ないです。一部屋に1個か2個くらいです。なので、ポータブル電源は実家では大活躍します。
軽量のポータブル電源で、電源として使える他、懐中電灯替わりの光源としても使えます。夜は、家の中はほぼ真っ暗なので、トイレに行くときなど、常に持ち歩いていました。

感化されたこと

一人で暮らすようになって、暮らしを小さくすることは常に考えていました。でも、何をしていいか分からなかったし、実際やってみることまではしなかったのですが、休職して実家に通い、その暮らしに触れるうちに、「このくらいでいいんだな」と思えることがいくつか見つかって、自分でもやってみることにしました。

  1. 電気ポットを処分
    温かい飲み物を好んで飲むワタシは、保温式の電気ポットを愛用していたのですが、昼間の誰もいない時間帯も、つけっぱなしにしていることが多く、これが電気代が意外にかかるものだと聞かされて、買い替えをやめて処分にしました。
    その代わりに1.5Lのサーモスの保温ポットとやかんを買いました。保温ポットは2Lと迷ったのですが、一人の生活では1.5Lで十分でした。重さも軽いので、取り扱いしやすく気に入っています。朝と晩の2回ほどお湯を沸かして、ポットに入れます。朝沸かしたものも、夕方までかなり熱くて、サーモス優秀だなあと感心しています。
  2. コンセントをこまめに抜く
    アースのついている電子レンジを除き、トースター、洗濯機、プリンター、延長コード等、目につくものはコンセントを抜きました。
    正直、抜いても全然困りませんでした(笑)使うときまた入れればよいのです。ただ、あまり習慣づいていないので、使用後抜き忘れます。

    この1.2を実行し、さらに最近お気に入りのソーラーパネルと前述のポータブル電源を昼間ベランダに出し蓄電し、夜にタブレットとスマホの充電にそれを利用して1か月、電気代は少し抑えられています。
    節約生活なんて、ずぼらなワタシできないと思ってましたけど、やればできそうですし、節約って小さく暮らす第1歩なのですね。
  3. 作ったものを全部食べない
    これも、両親がしていたことで、ほんの少し残ったものも捨てずに、小さいタッパーに入れて冷蔵庫保存をして、買い物に行けない日に食べるようにしています。
    今までは、作ったら片付けるために全部食べるようにしていましたが、それをやめました。あまり買い足したくはなかったのですが、保存用タッパーを少し増やしました。
    作った味噌汁は、悪くなるのが早いので、鍋ごと冷蔵庫に入れられるように、冷蔵庫の中をだいぶ整理しました!

    いろいろしてるうちに、冷凍庫がパンパンになりました(笑)
    今度は冷凍庫をなんとかしないとですね。

ワタシの部屋は相変わらず紙の書類だらけで、今必要なものはスキャナーに取り込み捨てる作業に追われています。休職もあと少し。これ全部片付くのでしょうか…。がんばれ、ワタシ。
小さく暮らすを田舎で学んだGWでした。


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